看護師仲間

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 うすずみ(淡墨)桜を見に行こうと計画を立ててくれたのは、岐阜に住んでいる友達です。
樹齢1500年といわれている古木。花が散る頃に、薄く墨がかったように見えるところから名付けられたらしい。近くに住んでいてもなかなか見に行けないので、と言う彼女の呼びかけに、御年1942年、1943年生まれが17名で花見に出掛けて行ってまいりました。

 

 

 この友は、まさしく同じ釜の飯を食べた仲間で、共通の時間、共通の世相を生きてきた仲間です。長い時間経過のうちには、皆いろいろあったのでしょうが、一同に会すると青春に帰ってしまい、楽しい時を過ごすことができました。
年齢的に親の介護、舅・姑の介護を受け持つ年齢に達したのかと思っていたのですが、それぞれ、それも卒業された人達で、愚痴ることもなく皆、淡々と長生きされた親・舅・姑との別れをお話してくれました。

 

 

 思い起こせば、看護の道を選んで、それぞれ場所は違え、立場も違っても共通の使命感、共通の思いで人生を送ってきたように思えるのです。
まだまだ現役で未来の看護師を育てるべく頑張っている友もいれば、今から青春よ再び、と思っている友もいる。そのどちらも我が友なのです。
気張らず、無理せず、のんびり、次は、どこで逢おうか・・・・・
できれば皆達者で再会を。

文責:黒田富子